ストレスが原因で精神的に辛くとも心の針をプラスに変える心の持ち方

一言で表現すると「強く目標に向かって突き進む」ことで解決してきました。少しでも読者の皆さんのお役に立てれば幸いです。

それぞれ環境は違いますが皆、ストレスを抱えていると思います。私もストレスで何度も心がダメになりそうになりました。そんな心をえぐられるような出来事や嫌がらせとしか言えない言動に対しどう対処したか、リアルな経験談からストレスをプラスに変える心の持ち方を書いてみました。

職場内でストレスが原因の体調不良者がでる。

私は人事系の仕事をしており、ストレスによる体調不良で長期で休んでしまう社員を見てきました。そして、多少なりとも誰もがストレスを抱えていることを知りました。私は心の専門家でもないですしストレスを無くすノウハウを持ち合わせてはおりませんがどうにかしてうまく付き合うしかないと思っています。

そこで、傾向として何に一番ストレスを感じているのか非常に興味がありました。私自身を含め、うつ病で体調不良になった社員や長期で休むことになった社員は一番どの場面でストレスを感じていたのか知りたくなりました。

話を聞くとほぼ間違いなく出てくるのが「人間関係」で一番ストレスを感じるというものでした。私自身もよくわかる話です。

【私が一番ストレスを感じる時】

  • 変化を嫌い現状維持が最善であると考える人と仕事をするとき。
  • 保守的で自分本位な考え方をする人と仕事をするとき。
  • 自分のことはさて置き、相手がミスをしたときは一方的に怒る人。

【Aさんがうつ病と診断された社員が一番ストレスを感じる時】

  • 部下が自ら判断し動こうとしない時。
  • 何回注意しても同じミスが繰り返される時。

【Bさんが自律神経失調症で長期で休むことになって一番ストレスを感じる時】

  • 膨大な仕事量があっても誰も手伝おうとしない時。
  • 仕事が終わらない時。
  • 納期厳守の為精神的に追い詰められる時。

自分自身に未熟なところがあるとは考えず、相手が変わらなければ解決しないという考えがストレスを誘発することがわかりました。

ストレスが溜ってくると愚痴になる

ストレスが溜まってくると、気持ちの面でもイライラしてきて、ついつい愚痴をこぼしてしまいます。例えば自分の考えを正当化して、何でだろう?どうしてわからないんだろう?と相手を批判してしまいます。

実際に話を聞くとAさんは「何でも俺に聞くんだよな~考えているのかよ」「何回注意してもミスは起きる。その時はハイというけどすぐ忘れるんだよな~もうダメだ。いつ何が起きるか不安だよ」

Bさんは「仕事をやってもやっても終わらない。次から次と来る精神的にヤバイ」「納期が決まっておりミスがあるか不安で寝れない。なんでみんな現状がわからないのかもう辞めたい」

愚痴をいうと体の中でどのような反応が出るかはわかりませんが、一般的に不幸せな人という印象をもっています。

私も以前は愚痴をこぼしていた時期もありましたが今は一切言いません。なぜかというと何の解決にもならなかったし、人間関係が好転したことは一度もないからです。

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お坊さんの教え

私は宮城県仙台市在住ですが、同じ仙台市にあります慈眼寺のご住職様でお坊さんのお話を聴いたことがありその時、私は衝撃を受けました。そのお坊さんは奈良県吉野の金峯山寺で修行され1300年で2人にか成し遂げた人がいない大峯千日回峰行という荒行を成し遂げたステキなお坊さんです。

名前は塩沼亮潤大阿闍梨(しおぬまりょうじゅんだいあじゃり)というお坊さんで、もともとお寺の子供ではなく、母と祖母の3人家族で子供のころは大変貧しかったといいます。

そして、何の知識や作法も知らず、修行時代のころは何かと苦労も多かったようです。

ネットで調べるとすぐ検索できますので興味がある方は確認してみてください。

お話はとてもわかりやすく優しい口調で語られるます。私が聞いた内容は「人間関係でモチベーションを維持し向上させていく気持ちの持ち方」と題したものでした。

塩沼亮潤大阿闍梨も修行時代は人間関係で悩まれたし一番の修行になったとおっしゃっておりました。

どんな時に人間関係で悩んだかというと、一生懸命に修行して悟りを開こうと高みを目指す自分(塩沼亮潤大阿闍梨)と、そこまで高みを目指さなくてもよいと考える同僚との共同生活だったといいます。

「なぜ、もっと一生懸命頑張らないのだろう?」「どうして教育課程が終わりさえすればと考えるのだろう」「どうして前向きになれないのだろう」普通なら心の針がマイナスに振れ、意見の対立が起きるところですが、塩沼亮潤大阿闍梨は無意識のうちに心の針が振れなかったといいます。

それは、幼いころ母や祖母の影響が大きいとおっしゃっていましたが、愚痴の行きつく先は恨み憎しみであり、母から「人に対して恨み憎しみの気持ちを持ったらいけません。」と日ごろか言い聞かせられて育ったとのことでした。

塩沼亮潤大阿闍梨は愚痴を言って心の針をマイナスに振れながら、同時にプラスに振ることは出来ないし、どちらか一方にしか針は振れない。モチベーションは例えるならば炎であり、その炎を維持するには燃料が必要ということでした。

心の針がマイナスに振れるということは「水」を差すことになりモチベーションという炎が小さくなってしまう。モチベーションを維持・向上するには達成したいと願う熱い心が「薪」であり、それが燃料になってエネルギーが維持・向上できるとおっしゃっていました。

  • 目指すべき大きな目標をハッキリさせる。
  • 自分の考えや意見の相違があっても愚痴を言わない。
  • 心の針はマイナスに振れながらプラスに振ることは出来ない。
  • モチベーションを維持・向上させるよう心の針をプラスに振る。

心も持ち方次第でがモチベーションに大きく関わってくることがわかりました。

心の針をプラスに振る

私は人間関係で嫌なものはがあったときに、常にモチベーションをプラスに持っていくように努めていました。ですが言動を振り返ってみると、愚痴や悪口を言っている自分が度々いて知らず知らずのうちにモチベーションを下げていたと感じます。

過去のリアルな体験ですが、私は総務人事系の仕事をしており、その中の業務で給与や賞与の作業を担当しています。誰もが一緒だと思うのですが、日々忙しくそれなりに仕事で成果を上げ毎日を送っていました。

賞与の時期になりますと作業を担当していますので、全員の人事評価を知りえる立場にあります。そこでわが目を疑いました。なぜなら私の評価が課の中で一番低かったのです。本当に信じられませんでした。暇そうにしている人や毎日同じ仕事を繰り返しているような人たちよりも低かったのです。

私は一次評価者である先輩のところに行き今回の評価について理由を尋ねました。帰ってきた答えは「君が自己評価したのとボクが評価したのはほぼ同じたよ」というものでした。もしそうであれば極端に低く評価していないため信じられませんでしたが先輩の言葉を信じて最終評価者のところに行き同じく理由を尋ねました。

最終評価者の言葉は「あなたは空気が読めないし会話が通じない」ということでした。耳を疑いました。なぜなら、仕事に対する「姿勢」「取組み」「成果」というものの説明が一切ないのです。

私は語気を強めて「空気が読めない、会話が通じないとはどういうことですか?」「普段の仕事をする上で支障ありましたか?明確なアドバイスはありましたか?目標設定に対する成果はどのように評価されたのですか?」と申し上げたのです。

最終評価者は苦し紛れに、「空気が読めない件は普段の会話で伝えているつもりだよ」、「成果はみんなほぼ一緒、大きな差はないです。数字で計れないから難しいよ」というのが答えでした。私は話す気力もなく「ありがとうございました。」と申し上げてその場をあとにしました。

それから数週間は、なぜこんなことがまかり通るのか?イライラの感情がおさまりませんでした。

まさに心の針がマイナスに振れるいた状態だったと思います。なぜかというと、いつも心の中にはモヤモヤしたものがあり、納得がいかなくふてくされていて、今思うと心の扉を閉ざした状態だったのです。

振り返って思うと、あのような心の状態だと、いろんな行動が雑だったと反省しています。例えば「挨拶するときの声が小さい」「笑顔がない」「言葉が雑で敬語が使えない」「物を丁寧に扱えない」とすべて心がマイナスに振れていたのです。

仕事も当然身が入らず気が抜けた状態で、やる気が出ないので良い仕事もまったく出来ませんでした。

そんな時、階段で偶然社長とお会いした時、ストレートに「君の賞与査定よくなかったね」といわれ「大丈夫だから、次頑張ろう」とおっしゃっていただいたのです。私は「よく見てるな~」と感心しつつ改めて悔しさがこみ上げてくるとともに、こんなことで負けないで、次頑張ろうと心に誓ったのです。

次の日から、悔しさをバネに嫌な事を考えず前向きに頑張りました。そして考えたのが、「空気が読めない」といわれたことです。そもそも空気を読むことが目的ではないし、空気を読むと何でもかんでも上司の考えに同調するような感じがして(私だけが感じることかもしれません)変に違和感がありました。

空気を読むことよりも「貢献し成果を上げる」これが私の中では一番大事にしていることなのでさらに意識して力を入れて頑張りました。そうすることで、就業規則の規定の整備や助成金を活用した働き方改革など進め会社全体にプラスになるような大きな成果を上げられるよう努めました。

次の賞与査定では、高評価を得ることができ、さらに社長の裁量もありプラス上乗せされるなどの良い結果になりましいた。

塩沼亮潤大阿闍梨が「どんな理不尽で心をえぐり取られるような嫌な出来事が起きても負けてたまるかという強い気持ちを持つことが大事です」という言葉はまさに本当だなと思います。やはり、仕事をしていく上では嫌なことが起きりますし、心の持ちようが大事だと改めて思いました。

  • 嫌で理不尽なことが起きてもその出来事に感謝して、目的に向かって頑張る。
  • 心の針をプラスにするには明確な目的が大事。
  • 心の針をマイナス(愚痴、妬み、恨み等々)にしても何も良いことはない。

「心の針をプラスに振る」と意識することが大切です。

強い心(気持ち)を持つ事の重要性

心の持ち方、考え方が大きいと思います。私も副業など始めたことがありましたが長続きせず、中途半端でやめることが多々ありました。

中途半端の時は思いつきや楽してお金がもらえそうだからなど安易で軽率な気持ちがありました。ですが楽してお金がもらえるようなものは存在しないというのが実感です。反対に最後まで成し遂げたときは、マラソン大会のスタート地点にいるような必ず目標タイムでゴールしてやるというような強い気持ちでした。

やはり、何事も始める時は「覚悟を持った強い心(気持ち)」が必要だと思います。この強い気持ちがあるからこそ目的が成し遂げれるのではないでしょうか。

冒頭、職場内でストレスによる体調不良者がでたと書きましたが、机上空論ではなく本当に強い気持ちがあれば、現状を打破しようと創意工夫が生まれたり、困ったときは誰かにアドバイスを求めたり、尊敬する人の話を聴いたりと前向きに考えられると思うのです。

塩沼亮潤大阿闍梨の話や様々な名経営者といわれるような方々の本を読むと「気持ち(心)」の重要性が書かれてあります。

私が30代前半だったころの上司ですが、本当に心が潰されそうになりました。何を話しても聞いてもらえず、一人では出来ない量の仕事を任され、あからさまに「遅い」「無能」「仕事が出来ない」「子供3人いるのは褒められるけど、他に褒めるような良いところは何もない」等いろいろ言われました。

しかし一切愚痴も言いませんし、恨んでもいませんでしたし、悔しさを必死でプラスに考えるように努めました。(正直愚痴を言いたかったですが、言ったら心が折れそうで言えなかったというのが本音です)

そんな環境でも心が潰されなかったのは、いろいろな人の話を聴いたり、本を読んで良いと思ったことを実践して強い心を持とうと心底思ったことが結果として良かったのかもしれません。

今は、塩沼亮潤大阿闍梨がご自身の体験から「強い心を持つ」ことの大切さを説いていて、私も非常に強く共感しています。そして、同じ仙台でこうして同じ時間を過ごしていることをとても嬉しく思います。

  • 何かを始める時は強い心(気持ち)をもって始める。
  • 強い心(気持ち)があれば創意工夫や改善が生まれる。
  • 尊敬する人の話を聞いたり、本を読んでヒントを得る。

「絶対になし遂げる」という強い心が大切であると経験から教えてもらいました。

素直になる

自分にとって都合が悪いことや耳が痛い指摘でも素直に聞くことが必要だと思います。ストレスをプラスに変えるにはとても大切になると思います。それは、何かが整っていないから指摘されるのであり、自分の考えばかりを述べていてはいずれ、だれも指摘してくれなくなり孤立してしまうと思います。

私も以前は「素直じゃない」「はい。と口先だけで実行しない」と上司や先輩からよく指摘を受けておりました。具体的には、社内から「トイレが汚いよ」「モップが古いよ替えないの?」「〇〇さんの机が整理整頓されていない。注意して」「傘立てに放置傘があるよ」など様々な要望があり「ちゃんと見てるの?頼むよ」と話を受け「はい」と返事はするものの言い訳をしては取り組めなかった時期がありました。

言い訳とは、「そんなの現場で解決してください」「私じゃないとだめですか」「手が回りません」「時間の合間を見てやります」などと言っていました。

始めは催促もされ「この前の件いつやるの」など問い合わせがあったのですが、いつの間にか話が来なくなり、徐々に相手にもされなくなってきたのです。

相手にされないということは、指摘してくれる人がいないということです。すると仕事がだんだん減ってきて自分を成長する機会がなくなることを意味しました。

私は周りから相手にされなくなっていくことを心の底から残念に思い後悔し反省しました。

どのように反省したかというと「はい」と返事をしてすぐ行動すれば良かったです。そして、忙しい中でも取り組んでいれば自分の仕事の段取りから創意工夫が生まれ周りに現状を相談したり協力を得たりできたはずです。今後は反省点を生かそうと決心しました。

そして、反省点を実行に移していくとまた、周りから声がかかり、皆さんから頼りにされることでやりがいを感じました。

  • 自分に都合が悪い話でも素直に聞いて受け入れることで自信の成長に繋がる。
  • 依頼事はすぐに実行へ移し創意工夫を繰り返す。

素直になると成長スピードが格段にアップすると感じました。

まとめ

  • 精神的に辛くても愚痴を言わない。人のせいにしない。
  • 心の持ち方で結果が大きく変わる。
  • ストレスをプラスに変えるには大きな目標が大事になる。
  • 心の針は同時にプラスとマイナスに振れることは出来ない。
  • 何かを始める時は強い覚悟が必要。
  • 尊敬する人の話を聴いたり、本を読んで心に栄養を与える。

いろいろ体験談を書きましたが、何事もプラスにとらえることが大切であると気づかれました。これからも色々なことが起きると思いますが素直に前向きにプラス思考でいきます。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

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